京都大学農学研究科附属農場

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技術部

技術職員からなる教育研究支援部門は水田班、果樹班、蔬菜班、花卉温室班、京都農場班から構成されており、農場における教育と研究を支援するために、農作物の栽培管理や遺伝資源の保存、農業機械・施設の維持整備などを行っている。質の高い教育研究支援には農作物の高収量、高品質生産技術が不可欠であり、技術職員は農場の立地環境に適した栽培の技術向上を目指したテーマにも取り組んでいる。

教育研究技術支援 技術長(小西 剛)

水田班(班長 加賀田 恒、若原 浩義、榊原 俊雄)

計4.2haの圃場において、イネを中心にダイズ、ムギ類、雑穀類などを栽培している。イネは約50種・品種の維持および保存を行っており、ムギ類は京大ビールの原料である古代コムギのエンマーコムギとピラミダーレコムギを含め、計6品種維持している。

果樹班(班長 楠見 浩二、小西 剛、黒澤 俊、安田 実加)

ナシ、カキ、ブドウ、モモなどを中心に栽培している。ナシは、菊池秋雄第3代農場長が育成した品種‘菊水’を始めとする日本ナシ25品種、西洋ナシ8品種、中国ナシ12品種、野生種3種が保存されている。なお、現在の栽培されているナシ品種の多くは‘菊水’の血を受け継いでいる。また、カキの在来品種が約60品種保存されている。

蔬菜班(班長 西川 浩次、岸田 史生、安居 ゆかり)

トマト、イチゴ、アスパラガス、タマネギ、ダイショなどを中心に栽培している。トマトでは矢澤進第24代農場長が育成した‘京てまり’や‘京あかね’などの単為結果性を有する系統の栽培技術や組織培養によるウィルスフリー苗の生産技術を確立している。また、‘京てまり’では冬期無暖房栽培の技術開発と実証・展示を行っている。

花卉温室班(班長 野中 勝利、奈良 伸、松田 大)

バラ、シクラメン、アンスリウム、花壇用花苗などを中心に栽培している。近年の環境問題やエネルギーコストの増大に対応するため、環境制御システムを駆使した低コスト栽培の開発に取り組んでいる。また、植物園として機能していた旧古曽部温室から引き継いだサボテン等の多肉植物約100種を維持・保存している。

京都農場班(班長 岡本 憲茂、南 洋久)

農学研究科関係分野の実験圃場である京都農場の栽培管理を担当し、研究支援を中心に行っている。また、イネ類やムギ類の遺伝資源保存やダイズ品種やカキ品種などの保存を行っている。

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