京都大学農学研究科附属農場

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研究活動

次世代型農業技術の開発と実証拠点

グリーンエネルギーファーム〈GEF〉

現在の農業生産は、施設園芸や農業機械、農業施設などで多くの化石燃料や電力を消費しており、資源の枯渇、廃棄物処理、炭酸ガス排出などの大きな環境負荷を与えています。木津農場では、太陽光発電や地中熱交換などによる自然エネルギーを活用した農業生産を実証するとともに、農地における自然エネルギー生産と食料生産の併産を目指した“グリーンエネルギーファーム”モデルを構築します。

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作物の高品質・高収量技術

周年栽培や冬季加温を行う施設園芸では、高品質で効率的な作物生産が求められています。そのため、温室内の日射量に応じた最適な温度、湿度、炭酸ガス濃度などの環境を整える必要があります。これらの環境要素を高感度センサーで感知し、その情報をもとに最適な環境に制御するのが複合環境制御システムです。木津農場では、日本の気候における園芸作物の品質や生産性およびエネルギーコストに最適なシステムの構築を目指します。
また、光センサー選果機による高精度な品質保証やそのデータに基づく圃場管理技術により高品質果実生産を行います。水管理システムでは、水田と畑地で最適な地下水位の制御を行い、高品質・高収量の栽培技術を確立します。GPS基地局は精密な位置情報を与えるもので、農業機械の自動運行システムや農業ロボットの開発を行います。

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次世代型有用植物

現在、アグリバイオ研究のめざましい進展により、様々な新規植物が作出されています。それは農作物に限らず、薬用成分や健康に資する成の含有量が多い植物や、工業製品のバイオ資材として有用な植物などがあります。木津農場では、農作物の品質、収量や環境応答などに関連する遺伝子を解明し、次世代を担う実用的な品種を育成します。また、薬用や工業用の遺伝子組換え植物は隔離圃場で栽培し、その実用性を評価します。

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農工医連携研究プラットフォーム

農学研究科では、農作物の生産技術の開発、栽培環境や食品に関する研究、分子・細胞レベルの生命現象の解明などを行っています。これらの研究を基礎に、次世代の農業技術を開発し、人々の食と健康を育んでいくためには、農工連携研究や医農連携研究が不可欠です。木津農場は、これらの連携研究を実証する場として、農工医連携研究プラットフォームの役割を果たします。

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